『着物あとさき』

着付け教室に通い始めて、約半月。改めて個人蔵書を見直してみて、着物関係の本を意外と持っているということを発見しました。そんな中、途中まで読んで忘れていた、青木玉著『着物あとさき』(新潮文庫)を再読しました。

着物あとさき (新潮文庫)

着物あとさき (新潮文庫)

個人的に好きな作者の一人です。
著者の着物との付き合い方−気に入った着物を大切に着るということ−について、見習いたいと思いました。

気に入った着物と対話を深めて、その先にある面白さ、思いがけない効果を実感として享受して頂きたい。着なじめればそれだけ、絹の持つぬくもりも、縮緬の柔らかさも、紬やお召の風合の違いも、それぞれに手応えを受け止められる。
とにかく着物という華やかさ美しさ、そのために手数をいとわず最高を望みがちに考えられる。それも必要なことであろうが、たとえ安く手に入れたものであっても、自分が選んだものは、色なのか模様なのか、布の風合なのか繰り返し確かめて、楽しむことをお薦めする。

との著者の言葉(p.128〜129)に励まされて、まずは一人できちんと着物が着られるように、練習あるのみです。
「着なじめる」のは、まだまだ先で、着物初心者の私は、その前に覚えることがたくさんあるのですが。着物はいろいろ約束事があってめんどうとも言われますが、それを知ればもっと着物を楽しめるような気がします。