みんな同じではつまらない

昨日の記事で、「自分は図書館を目的に応じて選ぶタイプだと思う」と書きましたが、選ぶための前提になるのは、いろいろなタイプの図書館があることになります。
似たような規模、設備で、似たような蔵書構成の図書館がたくさんあっても、選ぶことはできないので、つまらないと思います。いろいろな規模や設備、個性的な蔵書構成の図書館の図書館があれば、選んで利用することができます。設置されている地域が違うので、公共図書館もそれぞれ違っていても良いはずなのに、なぜか似たような感じになってしまっているのが現状。これからは、公共図書館も「個性化」が必要だと思っています。
ただし、公共図書館の場合は、専門図書館のように蔵書構成から職員の知識まですべて個性的(専門的)なのではなくて、「基礎(蔵書構成、蔵書冊数など)+基本的なサービス(貸出、レファレンスサービスなど)」という土台がしっかりした上で個性を発揮する、ということになるかと思います。それぞれの地域に必要なサービスを展開するのが、「個性」になります。例えば、「ビジネス支援サービス」というように大きくはひとくくりにされるとしても、農業支援だったり、観光支援だったり、中小企業支援だったりと、地域のニーズに対して、図書館のサービスの内容は少しずつ違うものになるのではないでしょうか?
また、他でやっているサービスだとしても、自分の地域ではニーズが低くて他のサービスに比べて優先度が低いと判断した場合は、やらないという選択肢もあると思います。その代わり、ニーズの高いサービスを徹底的に実施するという選択です。あれもこれもやるのは、どう考えても無理です。
公共図書館の場合は、どうしても来館者数の多い少ないで評価されてしましますが、建物の建築費、資料費、人件費が税金から支出されている以上、やむをえないのではないかと思います。でも、地域が必要とするサービスを展開する個性的な図書館になれば、来館者も増えると思っているのですが…。
勤務館の強みをどのように見せると魅力的な個性になって、来館者を増やすことができるかを考えていて、こんなことを思いました。