「教えて!定番事例」の報告書とアンケート結果

レファレンス協同データベース事業の「参加館のページ」内、「主な活動記録」*1に、昨年10〜11月に行われた企画「教えて!定番事例」の報告書とアンケート結果が掲載されています。
     報告書    http://crd.ndl.go.jp/jp/library/documents/teiban_report.pdf
    アンケート結果   http://crd.ndl.go.jp/jp/library/documents/teiban_questionnaire.pdf
この企画は、「定番事例、すなわち基本的なレファレンス・ツールやインターネット情報源を用いて即答できる事例や、それぞれの図書館で頻繁に聞かれ、回答の道筋が定まっている事例の登録の促進を図ること」を目的に実施されました。
残念ながら、レファ協には定番事例の登録は、まだまだ少ない状況です。アンケートの自由記述にある、

これぞレファレンス業務というものを、ついつい登録事例として考えがちですが、「わざわざ登録しなくても…」という定番事例が実は役立つと思いますので、良い企画だったと思います。

というコメントに、私も同感です。
よく聞かれるために、回答までの手順が決まっているような質問は、意外に質問や調査プロセス、回答の記録が残っていないことが多いように思いますが、よくある質問は、また聞かれる可能性が非常に高い質問でもあります。ちょっと面倒でも、記録を残しておけば、後できっと役に立ちます。レファ協に登録しておけば、キーワードなどで検索することができ、レファレンス担当の職員の中で共有できます。
ベテランの職員にとっては簡単な質問も、レファレンス初心者の職員にとってはどうやって調べて良いかわからない、手も足も出ないということも多いのではないかと思います。レファ協に登録された事例を読むことで、職員のOJTにもなります。
今年のレファ協フォーラム*2のテーマ「日常業務の中のレファレンス協同データベース ―「特別」から「当たり前」へ―」のとおり、レファ協が、限られた図書館の特別なものではなく、当たり前に日常業務の中に取り入れられて事例の登録が増え、レファレンスツールの1つとしてもっと活用されるようになれば良いな、と思っています。