図書館が電子化すべき資料についての一考察(?)

公共図書館は、地域資料の電子化が必要ではないかと思っている」ことは以前に書きましたが、地域資料の前に、電子化すべき資料があるのを見落としていました!
それは、『図書館報』『事業概要』といった、自館発行の資料です。
電子書籍の動きについては、私自身は相変わらず「様子見」状態なのですが、電子書籍は、職場でも話題になっています。先日、電子書籍のコンテンツとして何が欲しいか、ということを話していてあがったのが、『館報』でした。
勤務館に関するレファレンス(概要、歴史、統計など)は、結構多いのですが、その時は、自館発行資料を調査することになります。以前、勤務館の過去の事業に関するレファレンスを受けて四苦八苦していた時に、先輩職員から、「そのことだったら、確か『館報』に記事があったはず。『館報』は調査した?」と言われて、慌てて『館報』バックナンバーを遡って調査をし、回答したことがありました。*1 また、説明資料の作成等で過去の統計を使ったり、過去の事業の経過を参考にすることも多いので、その際にも電子化しておけば、二次利用がしやすくなるのではないかと思います。
電子化することで数年分をまとめて見ることができますし、何よりも全文検索ができるようになり、目的の情報が探しやすくなります。ただし、電子化にあたって再編集をするなど作業が発生するかと思いますが、それはやむを得ないでしょう。
たいていの図書館は、「図書館報」や「事業概要」を紙媒体で発行していると思います。最近はPDFファイル等で、ホームページに載せている図書館もあると思います。ただし、ホームページに掲載されているのはせいぜい数年分です。開館から最近までの数十年分をまとめてみることはできません。図書館は、自分たちの活動の記録である「図書館報」や「事業概要」を電子化して、まずは自分たちで使ってみる。そして、図書館資料の1つとして提供する。図書館の資料の電子化・提供の実験材料として、事業概要、事業統計、館報あたりが適当なのではないかと思った次第です。図書館情報学系の研究にも役立つかもしれません(?)。
「図書館報」の中には、図書館外の方に記事を執筆していただいたものもあるかもしれませんが、自館発行物なので、おそらく著作権はほとんどクリアされているのではないかと思います。実施にあたっては、館内調整など、他にもいろいろハードルがありそうですが…。

*1:『館報』は、途中までしか索引がなかったので…。