映画「わが心の歌舞伎座」

先日、ようやく映画「わが心の歌舞伎座」を見てきました。
    わが心の歌舞伎座   http://www.shochiku.co.jp/kabukiza-movie/


現在、建て替え工事中の、歌舞伎座さよなら公演の舞台と歌舞伎俳優が語る歌舞伎座の思い出で構成されたドキュメンタリー映画です。
歌舞伎好きとしては、絶対に見逃せないと思い、前売券を購入していましたが、映画館に足を運べずにいました。東劇に行ったのは、初めてでした。この映画の上演館である東劇に行ったのは初めててです。映画館としてはレトロな感じ(?)ですが、シートは新しく、約3時間弱の上演時間でも*1、ゆっくり見ることができました。全席指定なので、前売券を持っていても、最初に窓口で座席を予約することになります。
見終わっての感想は、「とても良かった!」。
さよなら公演の舞台を中心とした歌舞伎の名場面が、大画面で楽しめます。客席からではわからない微妙な表情な動きや、豪華な衣装といった細かい部分が良くわかります。歌舞伎俳優の語る数々の思い出話は、感動的なものもありました。そして、これからの歌舞伎の発展のためにも努力していかなくては、という抱負も語られていました。
何よりも見どころは、普段は見ることができない歌舞伎座の舞台裏が見られることです。歌舞伎の舞台が、いかに多くの人に支えられているのかを知ることができました。
そして、舞台から客席をとった映像を見て思ったのが、思っていた以上に3階席が近かったことです。私は3階席で見ることが多かったのですが、舞台の役者さんからは、観客が思っている以上に客席が良く見えたようです。(熱演している時は、客席なんて見えなかったのではないか、とも思うのですが。)
「わが心の歌舞伎座」は、歌舞伎ファンは必見の映画です。
ただし、この映画が歌舞伎初心者向きかどうかは、わかりません。歌舞伎の名場面の映像は、歌舞伎ファンだったら「あの作品のこの場面」とすぐわかるのですが、歌舞伎を良く知らない人にとっては、前後のつながりがわからないので、どこまで理解できたかと思うのです。理解できなくて「やはり歌舞伎は難しい。」と思うのか、それとも「何かよくわからないけれども面白そう。今度、劇場に行って生の歌舞伎を見てみたい。」と思うのか。
私が行った回は、大半が歌舞伎座に通っていたと思われる人達でした。この映画に足を運ぶのは、歌舞伎ファンだけなのでしょうか?


   
(前売券と袋は、昭和26年1月3日第4期歌舞伎座開場式のチケットと袋を元にデザインされたものだそうです。)

*1:途中、15分の休憩が入ります。