「後ろ向き」にはならない

おとといの夜、普段は連絡もとらずにいる弟(現在、東京在住)と、電話で話をしました。
秋田にいる両親のこと、地震で足止めをくったものの、仕事のためにエジプト・カイロに戻った兄の家族のこと、そして現在の東京のことなどを話しました。「また、大きな地震が来るのではないか」と言う心配性の弟に、「起こるかどうかわからない、悪いことを考えてもしょうがない。被災地で、もっと大変な人達がいる。自分たちは、目の前のことをやっていくしかない。」と言ったように思います。
しかし、そんなことを言った自分自身が、実は結構へこたれていました…。地震発生の翌週はいろいろありましたし、いつもの違う生活に疲れて、週末はばてていました…。
疲れていると、やる気もなくなって、どうしても後ろ向きになってしまいます。そんな気持ちがくじけそうになった時に、『回復力−失敗からの回復』(講談社現代新書)は手にすることが多い本です。

回復力~失敗からの復活 (講談社現代新書)

回復力~失敗からの復活 (講談社現代新書)


この本は、副題にもあるように、失敗からの立ち直り方、失敗をして落ち込んでいる人への接し方などのアドバイスについて書かれています。「失敗」について、著者は「人の行動や選択の結果、その人や周囲の人の意図しない、そして望まない結果になること」と定義しています。
失敗はしていなくても、今回の自分のように、少し落ち込み気味、後ろ向き気味の時にも、この本のアドバイスは役立つと思っています。

避けようとしても起こってしまうのが失敗であるならば、起こってしまった失敗と付き合って、それでも何とか乗り越えていくしかありません。

人は必ずしも、大きな失敗からすぐに立ち直れるほど強くないのです。
でも一方で、人には必ず「回復力」というものが備わっています。その回復力を信じることができれば、時間を経てまた前に進むことができます。


「まえがき」から2箇所引用しましたが、この文章の中の「失敗」を「災害」または「地震」と置き換えると、現在の状況にぴったりあてはまるような気がしましたが、どうでしょうか?

自分の置かれている厳しい状況をあえて悲観も楽観もしないで、その時点で自分ができる最善の策を淡々と実行し続けるのです。(p.67)

まだまだ厳しい状況が続きますが、今は「前向き」になれないとしても、「後ろ向き」にだけはならないようにしたいと思ってます。
(休日明けに仕事が始まったら、年度末のバタバタもあって、「前向き」にならざるをえなくなりそうですが。)