緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK−いまわたしたちにできることは」に参加しました

昨日、4月23日(土)に学習院大学で行われた、“緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK−いまわたしたちにできることは」”に参加しました。

 緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK−いまわたしたちにできることは」
   http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:Ev/20110423


上記サイトに、当日配布資料やUstream録画の配信やtogetterのまとめが載っているので、詳しくはそちらをご覧いただくことにして…。
以下は、L(公共系)の参加者の1人としての感想・メモです。


最初に、ARG・岡本さんによる「saveMLAK」についての説明と今後の方向性についての話がありました。

  • 「saveMLAK」に登録している人の他、Twitterでつぶやいている人や、Wikiに参加している人がいるので、正式にどれだけの人が参加しているかは不明。
  • 「savelibrary」(3/12〜)を立ち上げたところ、たくさんの人が書きこんでくれた。その後、「savemuseum」(3/12〜)、「savearchives」(3/13〜)、「savekominkan」(3/16〜)が立ち上がったが、「別々に活動しているのは無駄。縄張りを越えて一緒に動いた方が良いのではないか。」ということで、「MLAK」へ一体化した。
  • 課題としては、以下の3点
    • 組織の中で個人ベースで動いている人がいるという事実について、組織は個人ベースで積極的に動いている人を評価して欲しい。
    • 組織のルールは持ち込まない。一番優先するのは、被災地のこと。
    • 次にこのような災害が発生した時に、今回の経験を生かすために、知識として蓄えること。


続いて、M・山村さん(ミュージアム・サービス研究所)、L・常世田さん(日本図書館協会事務局次長)、A・青木さん(国文学研究資料館研究部准教授)、K・神代さん(国立教育政策研究所教育研究情報センター長)、文化庁文化財レスキューについて栗原さん(文化庁文化財美術学芸課長)からの発言があり、それぞれの、現在の取り組みと今後の取り組みについての報告がありました。今回は、地震だけではなく、地震に伴う津波原発の被害があるので、被災支援もそれぞれの機関が模索しながら取り組んでいることがわかりました。

  • Mの範囲が広く、まだすべての安否情報が確認できているわけではない。今後、これらの情報をどう活用していくかが課題となるが、関連機関とのそれぞれの専門性をいかしたゆるやかなネットワークが構築できたらいいと思っている。(山村さん)
  • 避難所に高齢者が多い。(常世田さん)
  • 情報提供は図書館が行うのが良い。遠隔地の図書館が行うことで、冷静にできる。関西の図書館には、「阪神・淡路大震災」の時のノウハウの蓄積がある。(常世田さん)
  • 現地の機関との連携により支援を行っていくとともに、海外への情報発信を行っていきたい。(青木さん)
  • 被災者は、まだ「受援力(=助けてくれと声をあげる心の備え)」がまだできておらず、遠慮しているのが現状ではないか?(青木さん)
  • 公民館関係の参加者が少ないのが残念。(神代さん)
  • 公民館は想定した以上に避難所になってしまった。県の対応も、学校が最優先で公民館は後回しになってしまう。(神代さん)
  • 文化財レスキュー事業」は、国や地方が指定した物のほか、絵画、彫刻、工芸品、古文書などの様々な分野が対象となる。義援金の協力をお願いしたい。(栗原さん)


自由討議でもいろいろな発言がありましたが、個人的には、フロアにいた東北大学附属図書館・米澤さんの、「被災地地では、普通の生活を取り戻すのが最優先である。」との発言にとても現実感があって、改めて、「被災地・被災者に対して、自分ができることは何か?」を考えさせられました。
私も含めて、組織の中にいるとなかなか動きにくいという人が多いと思いますが、それでもできることはあるはずです。一人ひとりができることは小さなことかもしれないけれども、結集すれば大きな力になるのではないかと思います。何よりも、「自分も何かしたい」と思ったからこそ、昨日の緊急討議に参加されたのだとすれば、次は、自分から行動する時だと思います。
会場に来ていた方から、「saveMLAK」のバッチ(手作り!)をいただいたので、実は「saveMLAK」はサイトを見ているだけでしたが、これからは協力するようにしようと思います。まずは、「saveMLAK」メンバーに登録することからでしょうか?