「五月大歌舞伎(夜の部)」に行ってきました

新橋演舞場の、「五月大歌舞伎(夜の部)」に行ってきました。久しぶりに、着物で観劇です。*1
「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」はおなじみの演目で、私も何度か観ていますが、今月は上演の絶えていた場面を百余年ぶりに復活して、発端から大詰まで上演するのが話題です。場面の復活によって、父親の悪事の報いで醜い痘痕顔に生れついたいきさつ、次郎左衛門妖刀・籠釣瓶が次郎左衛門の元にきたいきさつがわかります。
次郎左衛門・中村吉左衛門、八ツ橋・中村福助の「籠釣瓶」は、今回が一番良かったと思います。実は、この芝居の見どころでもある「縁切りの場」は、観ていてだれたり、八ツ橋がイヤな女に見えてしまう時があったのですが…。今回は、二人の台詞のやりとりも良く、万座の中で恥をかかされた次郎左衛門の様子や八ツ橋が感情を必死に抑えている様子も良く分かりました。この場面のほか、二人の序幕の見染めの場から大詰の殺しの場も良くて、とても見ごたえのある舞台でした。
同じ演目、同じ役者さんでも、その時々で全く違います。今回はどんな舞台になるのかを楽しみにしながら、予定を調整してチケットをとり、劇場に通うことになります。観劇は、やめられません(笑)。

*1:歌舞伎には毎月行っていますが、このところ、観劇の日は雨で、着物はやめていました。