OPAC検索で思うこと、あれこれ

現在、図書館が所蔵している資料のほとんどは、OPAC*1で検索できます。でも、検索できるのは、図書館システム内に登録されている図書の書誌情報(書名、著者名、出版者など)や、件名や、キーワードです。最近のMARCデータだと、内容紹介があったりします。
久しぶりにサービス現場に戻って、レファレンス対応をしていて、特定資料が勤務館にあるかどうかを調べる所蔵調査など、OPACを検索しただけで回答できる場合もあります。でも、レファレンスで聞かれるのは、OPACを検索しただけではわからないことや、OPACではうまく検索できないこともあります。
OPACを検索しただけではわからないこと」は、例えば、特定の図版や統計が載っている資料の調査や、あることについて書いてある資料の調査といった、資料の内容を確認する調査です。インターネットの情報が正しいのか、紙資料で確認したいというようなこともありました。
OPACではうまく検索できないこと」は、例えば、雑誌の特定号の所蔵調査などが該当するでしょうか。これは、検索のコツがあるので、検索の方法の案内をしたことがあります。
資料を確認する調査の場合、OPACを検索をして、ヒットした資料を何冊か持ってきて、内容を確認して、すぐに見つかることもあります。でも、検索結果の一覧を見てもそれらしいものが見当たらない場合や、検索語や検索項目*2をいろいろ変えてみても、うまくヒットしなかったりすることもあります。最終手段は、書架のブラウジングかもしれませんが、実際には、特定時間内での調査が多いので、書架をブラウジングする調査まではできない場合が多いです。
将来、OPAC全文検索ができるようになれば、レファレンスの質問も変わってくるとは思いますが、それでも、資料を確認して回答する、ということがゼロになるかは不明です。



地域に関する質問は、OPAC検索だけでは回答できない場合が多いように思います。タイトルからは内容がわからないものが多いし、地域資料の独自分類が、まだ自分が慣れていないせいか、非常にやっかいだったりします。地域資料の独自分類が、いろいろな経緯で変遷があるため、そう感じるのかもしれません。
まずは、資料を覚えることが大事だということはわかっていますが、日常業務の中では、なかなか難しいのが悩みです。幸いなことに、地域資料についての過去の研修資料が残っていて、現在でも役立つことも少なくないようです。それらを活用しながら、資料について覚えていくしかないようです。
地域資料は、奥が深いし、面白い。
今のところは、そう思っています。実際は、ものすごく大変ではあるのですが。

*1:以前、上司(事務系)に、「図書館に異動してきた頃は、“OPAC”って何かわからなかった。」と言われたことがあります。

*2:OPACで、同じ言葉を入力して検索した場合、タイトルで検索した場合と、キーワードで検索した場合で、ヒットする件数が違うのはなぜか。」というレファレンス(?)を受けたこともあります。