図書館で仕事力アップ(NIKKEIプラス1 2012年6月23日)

本日の「NIKKEIプラス1」に、「図書館で仕事力アップ」という記事がありました。*1

仕事に必要な資料や読みたい本がある時に、便利なのは図書館だ。図書の案内などをする司書に相談したり蔵書検索システムを利用したりすれば、効率よく目的の情報を得られる。最近はビジネス支援など特徴を打ち出す図書館もある。上手に活用すれば、普段の暮らしや仕事に役立つはずだ。

という内容で、「図書館の徹底活用法」として、

  • 図書館司書に相談すると、効率よく情報を得られる*2
  • ビジネス支援など目的にあった図書館を利用する
  • 目当ての本・資料は自宅からも検索できる

の3点をあげています。


図書館の中の人から見れば、「当たり前」と思うような図書館が行っているサービスも、一般には、あまり知られていない、ということなのかもしれません。図書館に異動してくるまで、図書館のホームページで、蔵書検索ができることを知らない職員も、多いです。
今回の記事で紹介されているのは、神奈川県立図書館東京都立中央図書館です。公共図書館でも、県立図書館系。区市町村立図書館でも、ビジネスマン支援サービスに力を入れている図書館もあるのですが…。
東京図書館制覇!」には、「平日に遅くまで開館している図書館リスト」とか、都内の公共図書館のお役立ち情報が掲載されています。図書館の利用方法やアクセス方法は、それぞれの図書館名で検索して、ホームページで確認することができますが、東京都内の公立図書館については、「都内公立図書館最寄り駅・行き方案内」(東京都立図書館ホームページ内)で調べることもできます。
他にも、例えば「ジェトロ・ビジネスライブラリー」とか、ビジネスに役立つ専門図書館もあります。東京近郊の専門図書館を探す時は、東京都立図書館ホームページで提供している「専門図書館ガイド」が参考になります。


そして、資料検索サイトとしては、

の3つがURL付きで紹介されています。


記事にあるとおり、「調べるテーマを具体的に絞りこむこと」重要ではありますが、あまり絞り込みすぎると、逆に探せない場合もあります。こちらの記事でも書きましたが、統計については、蔵書検索だけでは統計が載っているかどうかまではわからないので、蔵書検索で当たりをつけて、資料の内容を見て探すことが多いです。それと、求める情報によっては、公共図書館にはなく、国会図書館専門図書館を紹介する場合があります。調べる内容によって、図書館を使い分けることも、有効なのかもしれません。

「ビジネス情報コーナー」については、県立図書館だけではなく、市区町村立図書館でもを設けている図書館はあります。ただし、ビジネスに役立つのは「ビジネス情報コーナー」にある資料だけではなく、図書館にある資料すべてがビジネスに役に立つのではないかと、個人的には思っているのですが…。 雑誌のバックナンバーや過去の新聞記事、住宅地図地図は、ビジネスマンの利用が多いように思います。
それから、ビジネスで役立つ図書館サービスとしては、雑誌記事や新聞記事、法令や判例などを検索できる、オンラインデータベースの提供があります。東京都内の公立図書館で提供しているオンラインデータベース等については、「都内公立図書館インターネット等サービス状況」(東京都立図書館ホームページ内)があります。


いずれにしても、ビジネスでは、現状分析し課題解決をするため、あるいは企画立案のためなど、情報収集をしなくてはいけない場面が多いと思います。
ビジネスで必要な情報を調べるために、図書館をうまく活用して欲しいと、記事を読みながら思いました。そして、ビジネスニーズに応えるためにも、図書館側もサービスを充実・レベルアップするだけではなく、図書館サービスのPRが必要なのだと思いました。


情報調査力のプロフェッショナル―ビジネスの質を高める「調べる力」

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*1:日本経済新聞Web版の記事→http://www.nikkei.com/article/DGXDZO42897190S2A620C1W05001/(2012年6月29日追加)

*2:イラストの司書さんは、眼鏡をかけたアップスタイル(まとめ髪)の女性。一般的な司書のイメージって、やはり、こんな感じなのでしょうか?