百歳のお祝いの呼び方について

以前は、9月15日は「敬老の日」でした。現在は、9月の第三月曜日が「敬老の日」です。
先日、百歳のお祝いの呼び方についてのレファレンスを受けました。質問は、

90歳は卒寿、99歳は白寿と呼ぶが、百歳のお祝いは、百に寿(ことぶき)と書いて『ひゃくじゅ』か『ももじゅ』と言うのだと思ったが、それで良かったか。

というもの。
最初に調べた『日本国語大辞典』には、「ひゃくじゅ」、「ももじゅ」では載っていませんでした。レファレンスカウンターそばの冠婚葬祭関係の事典の長寿のお祝いに関する項は99歳の白寿までで、百歳は載っていませんでした。冠婚葬祭の資料のあるコーナーを案内する方法もあったのですが、質問された方が急いでいたこともあって、カウンターでインターネットの検索結果の案内をして、回答としました。


後で、レファ協*1を検索したところ、似たような事例が登録されていました。

長寿の祝いについて  百歳の祝いを何と言うか。 (三重県立図書館 20051101)
 http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000074425

この事例の回答によると、「百賀」または「紀寿」と呼ぶ、とあります。インターネット情報では、「百寿(ひゃくじゅ、ももじゅ)」という呼び方もありました。
気になったので、別の日の開館時間前に時間があったので、冠婚葬祭関係の書架に行って、何冊か、資料を調べてみました。
その結果、『伊勢丹の最新儀式110番−こんなときどうする?冠婚葬祭』(誠文堂新光社、2009年)の「長寿の祝いの名称とその由来」(p.139)に、

 百寿(ももじゅ) 百歳
 「百賀(ひゃくが)の祝い」ともいう。

とありました。そして、「百歳のお祝いの表書きは?」(p.146)の回答として、

数え年百歳のお祝いは「百寿(ももじゅ)」といいます。百歳のお祝は「百賀(ももが)の祝い」ともいい、それ以降は「百一賀の祝い」「百二賀の祝い」というように毎年祝うことも多いようです。

とありました。
百歳のお祝いの呼び方が「百寿」でも良いということで、ひとまず、安心しました。
レファレンスは、いろいろな知識を増やしてくれます。


*1:レファレンス協同データベース  http://crd.ndl.go.jp/jp/public/index.html