「市政専門図書館における関東大震災関連資料構築の軌跡」を読んで

国会図書館のカレントアウェアネスは、おそらく、図書館関係者はチェックしていると思うのですが、最新号のNo.316(2013年6月20日)で、私が一番にチェックしたのは、「CA1792 - 市政専門図書館における関東大震災関連資料構築の軌跡 / 田村靖広」で、その次が「CA1794 - 地方議会図書室に明日はあるか―都道府県議会図書室を例に― / 塚田洋」でした。

 ●CA1792 - 市政専門図書館における関東大震災関連資料構築の軌跡 / 田村靖広]
    http://current.ndl.go.jp/ca1792


 ●CA1794 - 地方議会図書室に明日はあるか―都道府県議会図書室を例に― / 塚田洋
    http://current.ndl.go.jp/ca1794


もしかしたら、ちょうど、関東大震災の復興事業に関係するレファレンスを調査・回答し終わった時、というタイミングも影響していたかもしれません。
記事を読んで、早速、「市政専門図書館デジタルアーカイブス」にアクセスしてみました。

  市政専門図書館   http://www.timr.or.jp/library/
  市政専門図書館デジタルアーカイブ  http://www.timr.or.jp/library/degitalarchives.html


「市政専門図書館デジタルアーカイブス」は、現在、「帝都の制度に関する調査資料」、「市政調査資料 特別号 第1〜36号」「都市問題パンフレット No.1-46」、「東京関係地図」、「津波に関する資料」、「全国都市問題会議資料」の、6つのカテゴリに分かれていて、それぞれのカテゴリ内の一覧から、デジタル画像にアクセスするしくみです。私が一番気になった、東京関係地図には、東京の戦前期の都市計画地図、震災復興地図など111点が収録されています。地図のファイルがかなり大きいので、パソコン環境にもよるかもしれませんが、表示するのに少し時間がかかるように思いました。地図を拡大して見られるのは良いと思いますが、拡大指示をした時も、やはり、表示に少し時間がかかりました。
そして、「津波に関する資料」の中に、関東大震災のすく後に発行された『次の地震のために 附 地震津浪の避難に関する注意 (帝都復興パンフレット 第1号)』という資料があり、その中に、「津波の避難に関する注意」が掲載されていることを知りました。


勤務館でも、関東大震災関係の資料を所蔵しています。そして、東日本大震災の後は、関東大震災関係のレファレンスが増えた、と聞いています。*1現在も、関東大震災の復興に関するレファレンスは、時々、あります。そのため、タイトルは時々忘れるものの、書庫のあそこにある分厚い本、という記憶を頼りに書庫へ行き、書庫から周辺の関連資料も含めて書庫から持ってきて調査をする、ということを、今週もしていました。
古い資料だけれども利用が多いということで、資料の保存と利用の両面から、勤務館でも関東大震災関係の資料のデジタル化を行っており、一部は、すでに公開しています。


この記事を読んで、東日本大震災関係を含め、災害関係の資料をきちんと保存していくことが重要であることを、改めて感じました。

*1:私は、その頃は、システム担当で、システム更新対応の真っ最中でした。併せて、震災後は電力問題もあって、当時のシステムをいかに運用していくか、という課題もありました。