地域資料の収集

地域資料の収集は、結構、大変です。
自治体の各種計画書や統計などの行政資料は、刊行すると、きちんと図書館に送ってくれる部署がある一方で、担当が変わったりで、いつの間にか送ってくれなくなる部署もあります。行政資料の場合、基本的に増刷することがないので、収集担当は資料の発行状況に気をつけて寄贈依頼を行ったりしながら、収集もれがないように気をつけていく必要があります。最近は、刊行物を自治体のホームページで公開する自治体が多いのですが、紙資料での刊行をやめて、Web版のみでの刊行に切り替わる場合もあります。先日も、WebでPDFファイルで提供されていた資料の寄贈以来をしたところ、「紙資料では刊行しておらず、電子ファイルのみです。」との返事をもらいました。国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)がありますが、各自治体のWeb情報を、その自治体の図書館がどのように提供していくかが課題となっていると思います。
地域資料の場合は、基本的な資料を確実に収集していく一方、どの範囲までを図書館の資料として収集するのかの判断は難しいと思います。今はそれほど価値がないように思えるものも、将来、貴重な資料になる可能性もあります。保存スペースの問題もあります。


地域資料は、あまり華やかさがない地味な感じですが、公共図書館には不可欠な資料であり、非常に奥が深いです。
公共図書館の職員になったら、一度は地域資料の担当をするべきではないかと漠然と思っていました。実際に地域資料を担当してみて、公共図書館の職員は地域資料の担当を絶対に経験すべきだと確信しています。