公共図書館の貸出をめぐるあれこれ

年末年始に読む本を借りに、久しぶりに地元の図書館に行ってきました。いつもどおり、書架をうろうろしながら、読みたい本を、数冊選んで借りてきました。年末年始も開館する図書館もありますが、地元の図書館は年末年始は休館します。そのため、いつもよりも貸出期間が長くなっていました。
読みたいと思って買ったけれでも読んでいない、いわゆる「積読本」もあり、こちらも年末年始に何とかしたいところ。年末年始は秋田に帰省する予定ですが、果たして、どれだけ本を読めるでしょうか?


本は地元の図書館で借りることもありますが、書店も好きなので、週に1回くらい書店に立ち寄って、新刊本など、気になった本を購入することもあります。最近、気になる本が多く、積読本の山が少し高くなっています…。


先週は、公共図書館の貸出についての2つのネット記事がありました。


1つ目は、飛騨市図書館が開催している「2013積ん読(つんどく)大賞」について。

 飛騨市図書館で「積ん読大賞」−今年の新刊図書4千冊からお薦め本を紹介 - (飛騨経済新聞2013/12/18)


今年の新刊図書約4,000冊の中から、人気の高かった本や話題になった本などを紹介するという企画。新しく入荷した本は、約3か月は新刊コーナーに置かれるが、あまり読まれずに一般書架に移動し、埋もれたままになっている本があること。また、発刊直後は予約がいっぱいで借りられなかった人気本も、時間がたつと、意外とすぐに借りられる状態になっていることが多いこと。このような理由から、昨年、初めて積ん読本コーナーを設け、好評だったことから、今年、2回目の企画をしたとのことです。
図書館では、図書館が持つ資料をより多くの利用者の方々に紹介し、図書館の資料をもっと利用していただくことを目的として、テーマ別展示コーナーを作り、様々な切り口から図書館の本を紹介しています。特定の本を探すことはOPACではできますが、OPACではうまく探せない本もあります。実際、本の表紙を見せて展示をすると、「図書館に、こんな本があったのか。」と手にとる方が多いように思います。今年、図書館に入った本を年末に改めて紹介するということで、今年の世相や話題になったことを本から見ていくという企画。面白い切り口だと思いました。


2つ目は、公共図書館が予約の多い本について、寄贈の依頼をしていることについて。

 「人気図書寄贈のお願い」は是か非か? 公共図書館にベストセラー作家が苦言 (The Huffington Post 2013年12月22日)


公共図書館では、ベストセラーになった書籍の貸出予約が殺到し、中には貸出までに1年以上かかるケースもあるため、図書館がベストセラー図書の寄贈をお願いしていることに対して、作家の万城目学氏がTwitterで批判したことを発端とする内容でした。人気のある本について複本をどれだけ購入するかという判断、図書館の蔵書構成と予算の問題、図書館利用者のニーズにどこまで応えるのかという問題。一方、来館者数や貸出冊数が図書館活動の評価数値として利用されるので、図書館では、来館者数や貸出冊数をいかに増やしていくかを考えなくてはいけません。

図書館への貸出予約集中と寄贈の問題は、図書館のあり方そのものへの問いかけとつながる。図書館は利用者のニーズにどこまで対応すべきか。利用者は図書館を「無料貸本屋」扱いにせず、本当に読みたい本は書店で購入すべきなのか。みなさんのご意見をお寄せください。

とこの記事が結ばれているとおり、「公共図書館のあり方」に関わる問題だと思いました。
(かなり深い問題で、自分なりの論点整理がまだできていないので、現時点でのコメントは控えます。)