三人吉三@渋谷・コクーン歌舞伎


コクーン歌舞伎三人吉三』に行ってきました。
コクーン歌舞伎での『三人吉三』の上演は今回で3回目で、前回の平成19年に上演された、中村勘三郎の和尚吉三、中村福助のお嬢吉三、中村橋之助のお坊吉三の『三人吉三』は見ています。家に上演プログラムがあるので、見たのは確かなのですが、内容までは詳しく覚えていません。今回の舞台を見て、最後の雪のシーンが印象的だったのを思い出しました。


今回は、勘九郎のお坊吉三、七之助のお嬢吉三、尾上松也のお坊吉三で、若い3人の勢いがあり、3人のバランスが良かったように思いました。勘九郎は、姿、声も、父親に似てきました。七之助は、美しかったです。インタビューで、「お坊吉三をやりたいと思っていた。」と語っていた尾上松也のお坊吉三は、役のニヒルな感じとか、色気とかはやや足りない気もしましたが、今回のような色敵のような役をもっと見てみたいと思いました。そして、片岡亀蔵は、今回もいい味を出しています。
プログラムでは、坂東新悟は手代十三郎役のみですが、大詰の火の見櫓の場に捕手としても出ています。いつもは女形の役が多いのですが、十三郎も良かったのではないかと思います。
そして、大詰の「本郷火の見櫓の場」は、今回も圧巻でした。雪の中の立ち回りは、迫力があります。とにかく雪の量がすごかったです。
コクーン歌舞伎では、観劇中に足がつらくなるけれども、客席を役者さんたちが通るのが楽しみで、平場席で見ることが多いです。雪は、平場席にもたくさん降りました。平場席が、うっすらと白くなるくらいでした。終演時に、頭とかについた雪(雪のように、四角く切った白い紙片)を振り払ったと思っていたのですが、帰宅して、バッグや紙袋の中から、雪の紙片がたくさん出てきました。


コクーン歌舞伎は、衣装、舞台装置、音楽など、通常の歌舞伎とは違っていて、初めて見た時は驚きの連続でした。今回は、特に、音の使い方が面白かったと思います。