「JAPAN THEATER」@日本橋三井ホール

現在、日本橋三井ホールで行われている「JAPAN THEATER 市川海老蔵が紡ぐ和の世界」に行ってきました。


「JAPAN THEATER」については、市川海老蔵の、歌舞伎や能狂言、落語などの日本固有の芸能を楽しんで欲しい、という思いを実現したものだそうです。演目は、仕舞、朗読、落語、歌舞伎舞踊という内容で*1、普段は一緒に舞台に乗ることはないかと思います。しかし、歌舞伎には、能楽や落語が取り入れられているので、全く関係ないとも言えなくもないかと思います。


市川海老蔵の朗読は、『平家物語』の那須与一「扇の的」の部分でした。朗読を始める前に、「自分はこういうのは苦手で…。」などと言っていましたが、なかなか良かったのではないかと。緩急、抑揚をつけて読み上げる声を聞いていると、その場面が浮かんでくるようでした。今回の朗読は現代語訳でしたが、もし次回があるならば、難しいとは思いますが、原文で朗読をお願いしたいと思いました。
生の落語を聞いたのは、今回が初めてだと思いますが、とても楽しかったです。お酒の匂いが客席までしてきたような錯覚を覚えました。
最後は、新しく作ったという歌舞伎舞踊の「男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)」。先月歌舞伎座で上演されていた「御所五郎蔵」を知っている方が楽しめると思います。


今回は、どんな舞台になるか興味があって、チケットをとりました。約2時間弱の舞台でしたが、個人的には、少々物足りなかったです。特に、仕舞は、もう少し見たかったです。
プログラムに掲載されている、市川海老蔵スポーツライター金子達仁の対談記事*2は、演劇関係者のインタビューとはやや視点が違う感じで面白かったです。インタビュー記事の最後に、「金子達仁のひとりごと」という記事があり、インタビュー相手の市川海老蔵感想として語っていて、これも面白かったです。

観客の人たちは、歌舞伎座に来る人とは少々違う感じがしました。



ところで、日本橋には久しぶりに行きましたが、ずいぶん街の雰囲気が変わっていました。
今日は台風接近のため、寄り道せずに帰宅しましたが、機会があれば日本橋散歩をしてみたいと思いました。

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写真は開演前のロビーから撮った、日本橋三越です。

*1:個人的には、上妻宏光さんの三味線が聞きたかったのですが、これは、南座公演のみのプログラムなのですね…。残念!

*2:1時間半のインタビューとのことなので、掲載されているのは一部だと思いますが。