十月大歌舞伎@歌舞伎座

十七世中村勘三郎二十七回忌、十八世中村勘三郎三回忌追善と銘うった今月の歌舞伎座は、昼の部、夜の部とも、二代の中村勘三郎を偲ぶ演目が並んでいます。
私は、十七世中村勘三郎の舞台は生では見ていません。歌舞伎を観はじめた頃、十八世中村勘三郎は、中村勘九郎で舞台に出ていました。三か月にわたっての、前の歌舞伎座の襲名公演にも行きました。現・中村勘九郎が父親(=十八世中村勘三郎)に本当に似てきたと思いながら、舞台を見ていました。
そして、改めて、新しい歌舞伎座で十八世中村勘三郎を見たかったな、と思いました。


現在、波野好江著『中村勘三郎 最期の131日』を読んでいます。
この本が刊行された頃(十八世中村勘三郎が亡くなって約1年後)、十八世中村勘三郎の本は読んでいたのに、この本は、読めませんでした。今読んでいて、何となく、その時自分の中に抵抗感があったのかがわかったような気がします。
中村勘三郎が「もう一度、歌舞伎の舞台に立ちたい」という思いで病気と闘っていたこと、それを支える家族…。内容は、かなり壮絶な闘病記です。
十八世中村勘三郎が元気で活躍していた頃、何度か著者を歌舞伎座のロビーで見かけたことがあります。着物姿がとても素敵だったことを覚えています。


中村勘三郎 最期の131日 哲明さんと生きて

中村勘三郎 最期の131日 哲明さんと生きて