『服を買うなら、捨てなさい』

服を買うなら、捨てなさい

服を買うなら、捨てなさい


ファッション関係の本−服は少なく持つとか、骨格に合った服が似合うとか、服をコーディネートして提案する本とか−が並んでいる中で、タイトルに惹かれて、この本を手にしました。
「服を買う前に捨てる」ってどういうこと?

 この本で、よけいな服をワードローブからそぎ落とし、あなたを素敵に見せてくれる最高の服とだけつき合うノウハウを、一から考えてみましょう。
 何を捨てて、何を買えばいいのか。
 それを身につければ、自然にワードローブは縮小され、身軽ですがすがしくなります。それだけでなく、おしゃれも格段にブラッシュアップできるのです。(p.16) 


「バリエーションの呪い」。これは、「女子は、毎日違う格好をしなくてはいけない」という日本人女子の思い込みだそうです。確かに、ファッション雑誌には「1カ月コーディネート」といった服を着まわす特集が載っていることが多いですし、ネット上でも、自分の今日のコーディネートを写真つきで紹介するブログ等が数多くあります。しかし、「毎日違う格好をしなくてはいけない」という思い込みで、コーディネートのバリエーションを増やそうとして、「つい混ぜてしまうイマイチな服」がおしゃれ度を大きく下げてしまう原因だ、と著者は言います。「毎日違う格好をする」ためにワードローブについ混ぜてしまった、バリエーション用のイマイチな服を減らすこと。具体的には、

  1. いらないもの(着ないもの)は捨てる
  2. どうでもいいものを買わない(買うなら本当に素敵なものを買う)

ということだそうです。

 おしゃれとは、決して「毎日違う服を着る」ということではありません。
 「また同じ服だと思われる」というプレッシャーから、本当におしゃれな人たちはすでに解き放たれています。
 だから、どんなに流行っていようと、どんなにきれいだろうと、どんなにお得だろうと、自分に似合わないものはよけいなもの。
 無理をしてそんな微妙な服を増やすくらいなら、マイ・ベストアイテムをもう一度着て、素敵な自分を譲らないほうがいい。
 子の時代に輝くのは、自分の好きなもの、本当に大切なものを知っていて、それ以外をきっぱり切り捨てる勇気のある女性。
 そんな自由で軽やかな女性こそ、新時代の女性像だと私は思います。(p.40)


そのためには、何でも着こなす必要はなく、自分が似合う服だけを着ていれば良いとのこと。つまり、パンツが得意なら、ずっとパンツで良く、無理してスカートをはく必要はないということ。また、流行についても、、自分に合う流行であれば取り入れるし、合わなければスルーする。そうして、「今週2回以上着たい服」をワードローブのメインアイテムにしていく。

 スタイルとは、究極のワンパターンのことです。
 おしゃれな人は、みんなスタイルを持っています。
 おしゃれになるということは、自分のワンパターンを見つけることなのです。(p.87)

 自分の得意分野を見つけたら、あわてず、あせらず、そこを磨いていきましょう。
 そこがわからなければ、「嫌なもの」「長手なもの」を省いていってください。
 好きなこともスタイルですが、「私はこれが嫌い」というのもスタイル。そして残ったものが、あなた自身の本質ということ。
 そうして気づいたときには、あなたも自分のスタイルが自然と備わっているはずです。(p.139)


「着る服がない!」と買うのではなく、まずは手持ちの服をきちんと見直してから、本当に必要な服を買うこと。そして、自分に似合う少数精鋭の服で構成されたワードローブによって、自分のスタイルを作ること。毎日違う服を着ている人がおしゃれなわけではない。この本で、著者は繰り返し述べています。

年齢とともに、好きな服も、似合う服も変わってきています。このため、この本を読む前から、少しずつ服の整理をしていて、「今着たくない服」や「明らかに似合わない服」は処分しています。
今年は、まだ夏のバーゲンには行けていないのですが、バーゲン価格になっていたとしても、「?」な服は買わないようにしないといけません。そういいつつも、定番物のアップデートをしたいとも思っていますが、こちらは、バーゲンの後になるでしょうか。服の買い方については、この本の、「買い物に出かける前に」と「買っていい衣服、ダメな服」は、とても参考になると思いました。
具体的な写真のような実例はありませんが、服とのつきあい方について、いろいろ考えさせられ、参考になった本です。