『銀座Hanako物語』

銀座Hanako物語――バブルを駆けた雑誌の2000日

銀座Hanako物語――バブルを駆けた雑誌の2000日


雑誌『Hanako』の初代編集長である著者が、雑誌『Hanako』の誕生から、編集長を辞めるまでの雑誌『Hanako』の中を綴っています。自分のことを「椎根」と三人称で書くことで、実際に起きたことを、客観的に見ているような感じで淡々と描いていますが、実際には、怒濤のような編集部だったのではないかと思います。
「キャリアとケッコンだけじゃ、いや」というコピー。対象は、27歳の首都圏在住の、週1回レストランで食事をし、月1回コンサートへ行き、年1回海外旅行に行く女性だったとか。私自身は、社会人になって、東京で働くようになってから『Hanako』を読むようになったと思います。その号の特集の内容によって、買うかどうかを決めていて、今でも特集の内容で買うことがあります。
今でも変わらない雑誌『Hanako』のロゴについて、エリア特集号の詳細な地図についてなど、初めて知ったこともありました。それと、『Hanako』によって作られた様々なブームの多いことを改めて実感しました。
「Hanakoの店」(p.279〜)に出てくる、銀座教文館店頭での『Hanako』の販売については、私も見たことがあります。
雑誌『Hanako』とバブルの時代。雑誌の歴史を描いた本でもあり、バブルの時代を描いた本でもあり、とても面白いと思ったのは、自分自身がその時代を過ごしたからかもしれません。『Hanako』が想定したような女性にはなれなかったのですが。