三月大歌舞伎@歌舞伎座

現在、歌舞伎座で開催されている三月大歌舞伎に行ってきました。今月は、中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露公演ということで、歌舞伎座がいつもよりも華やかな感じがしました。

雀右衛門丈は、昼の部の「鎌倉三代記(かまくらさんだいき)」では時姫、夜の部の「祇園祭礼信仰記(ぎおうんさいれいしんこうき)」では雪姫を勤めます。女形の大きな役です。今回は、教わったとおりに、丁寧に勤めていたように思いました。どちらも、今回は、周りの役者も揃っていて、見ごたえがあったと思います。
雀右衛門らしさが出てくるのは、次に勤める時でしょうか? 時々、姿、表情などが、先代にそっくりに見えました。今まで、それほど似ているとは思わなかったのに、不思議です。

今月の『演劇界』の巻頭特集が「襲名五代目中村雀右衛門」で、中村京妙、中村京蔵中村京紫の「京屋一門座談会」が、弟子にしかわからないような先代のことをあれこれ語っていて、興味深かったです。先代は「老け役」はやらなっかったそうですが、確かに、私が見た役の数々は「きれいな役」が多かったように思います。

雀右衛門、襲名を期に、女形として大きな花を咲かせて欲しいと思います。襲名の祝い幕も、紅白の牡丹を描いた華やかなものでした。(両端が切れてしまっていますが…。)