俺たちの国芳わたしの国貞@Bunkamuraザ・ミュージアム

先週、現在、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「俺たちの国芳わたしの国貞」展に行ってきました。

ボストン美術館が所蔵する、幕末の浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞の作品を紹介する展覧会。浮世絵も含めて絵画については詳しくはないのですが、浮世絵関係の展覧会は結構好きで、割と行っている方だと思います。今回の「俺たちの国芳わたしの国貞」は、自分の予想以上に良かった展覧会でした。作品の見せ方も面白かったです。
「幕末の浮世絵両雄(ツートップ)が渋谷で激突(マッチアップ)。」として二人の作品を紹介する今回の展覧会は、何よりも、展示の各章のタイトル−漢字のタイトルにふられたカタカナ英語−がユニークでした。各章のタイトルは以下のとおりでした。

一幕目の一 髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)
一幕目の二 物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)
一幕目の三 畏怖大海原(ホラー・オブ・ウォーター)
ニ幕目の一 三角関係世話物(トライアングル・オブ・ラブ)
ニ幕目の二 千両役者揃続絵(カブキスター・コレクション)
ニ幕目の三 楽屋裏素顔夢想(オフステージ)
ニ幕目の四 痛快機知娯楽絵(ザッツ・エンターテイメント)
ニ幕目の五 滑稽面白相(ファニー・ピープル)
ニ幕目の六 今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)
ニ幕目の七 四季行楽案内図(フォーシーズン・レジャーガイド)
ニ幕目の八 当世艶姿考(アデモード・スタイル)


二人の作品は、各章のテーマに合わせて、並べて展示されています。横の解説には、緑色の円で「芳」、ピンク色の円で「貞」の表示があるので、どちらの作品かがすぐにわかるようになっています。作品は、鮮やかな色づかいで、細かな文様が描かれていました。個人的には、国貞の描く歌舞伎役者や女性の作品が好きでした。
歌舞伎が好きな人であれば、歌舞伎の名場面を描いた作品や江戸の歌舞伎役者を描いた作品を楽しめると思います。役者絵は、現代のアイドルのブロマイドのようなものだったそうですが、何となくわかる気がします。

今回も、音声ガイドを借りて、展示を見て回りました。ナビゲーターは中村七之助で、個人的には今回の展示に合っていると思いました。途中で、今回の展覧会のイメージソングという「Ups and Downs」が流れてきた時はびっくりしましたが、ロックな曲を聞きながらの浮世絵鑑賞もなかなかオツなもの?


私が行ったのは平日の午後で、大混雑、というほどではなかったのですが、浮世絵は西洋絵画よりも小さいので、ところどころで人込みができていました。じっくり作品を見たい人は、平日の方が良いかもしれません。ゴールデンウィーク中は、混雑しているのではないかと思います。
今回の展覧会グッズも人気のようです。