「借りるだけではもったいない!『もっと』使える!図書館」@大阪市立中央図書館(その1)

昨日、初めて大阪市立中央図書館に行ってきました。目的は、「借りるだけではもったいない!『もっと』使える!図書館」に参加するためです。
イベント受付の時間より早めに到着したので、受付開始時間まで、館内を見学して回りました。

 借りるだけではもったいない!『もっと』使える!図書館
 図書館では、蔵書検索やデータベースなどいろいろな情報が利用できます。市民に一番身近な市立図書館、府県域の図書館を支援する府県立図書館、先進的なサービスに取組む大学図書館、図書館で利用できるデータベースの提供会社がそれぞれの事例を紹介し、図書館がお得に使えるコツをお教えします。

【日時】  平成28年10月1日(土)13時30分から16時30分


第1部が、『図書館「超」活用術』(朝日新聞出版)の著者の奥野宣之さんの基調講演、第2部が事例発表、第3部がパネルディスカッションという、盛りだくさんの内容でした。そのせいか、終了予定時間までには終わらず、私は帰りの新幹線の時刻のため、パネルディスカッションの途中で退席せざるを得なかったのですが、私が退席した直後に、閉会となったようです…。
昨日のメモから、私が聞き取れた範囲でまとめてみます。誤り等がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。なお、本日は、第1部の基調講演のみのまとめとなります。(第2部、第3部は後日、まとめる予定です。)
奥野さんのお話は『図書館「超」活用術』の内容とダブるところもありますが、図書館の中の人は当たり前と思っていることでも、一般利用者から見ると「ちょっと変では?」という指摘もあり、参考になりました。


第1部 基調講演 『図書館「超」活用術の著者が語る「本当は『もっと』使える!図書館」 奥野宣之氏(著述家・ライター)

  • 今日は、利用者の視点から話をしたい。
    • 堺市在住で、堺市立中央図書館をよく利用している。
    • 大阪府立大学の図書館は、市民利用で使っている。書庫も利用できる。
    • 大阪市立中央図書館は調べものに利用。
    • 和泉市立図書館は広域利用で使っているが、柔らかい本が多いように思う。
  • 『図書館「超」活用術』は普通の人向けの図書館の本。図書館向けの本は多いが、ほとんどが図書館の職員向けの本なので。
  1. なぜいま図書館を使うのか?
    • 一般の人は、「図書館は本を貸すサービス施設」というイメージを持っている。
    • 一方、図書館の人は、図書館の方向性を「図書館は『人間』を支える“仕組み”」としている。また、図書館は、誰もが邪魔者扱いされない居場所、でもある。
    • それでは、「課題解決型の図書館」とは?
      • 様々な情報提供により利用者の助けとする。ただし、人的サービスの強化しても、利用者が「借りるだけ」では空回り?
      • 答えの「ある」問題は、インターネットや文献で調べれば解決する。
      • 答えの「ない」問題は、一人ひとりの「解」が違う。独自に有益な情報を集めて、自分で考えて決めるしかない。
      • 図書館とは「答えのない問い」に立ち向かうためのインフラ。「ネットで検索」より、「図書館で検索」!
  2. データベースの基本
    • データベースは、AmazonGoogleよりも、親切ではない。
      • 「一見さんお断り」的な雰囲気がある。
      • データベースの種類が多すぎて、どのデータベースを使ったらいいのかわからない。
      • (アクセス数が限られていることから)使いたいデータベースにアクセス制限がかかっている。
      • ファイルやノートを広げて作業をしたいが、端末やキーボードでデスクが狭い。圧迫感がある。
      • 著作権がらみで表示されない記事がある。(聞蔵IIビジュアルの『アエラ』の記事など)
      • プリントアウトが高い(カラーの場合)
      • 通信速度(処理速度?)が遅い。
      • チェックボックスが多すぎる。
  3. 「蔵書もデータベースも」利用する
    • とりあえず、本は「山積み」に。(図書館の本は、無料で使える)
    • データベースは検索式が大事。(検索式はデータベースによって異なるので、詳しくは、操作ガイドを見てください。)
    • OPACやデータベースはキーワードが大事。書架を見ることで、思いもしなかったキーワードを拾う。また、OPACでヒットしたものの分類記号を見て、その書架にあたる。
    • 蔵書+データベース+児童書(YA)
      • 児童書は図解本やビジュアルブックが豊富。
      • YAは、経済や法律などの固めの分野の本がわかりやすい。
    • レファレンスブックは、まだ現役。専門分野の事典は、ほとんどデジタル化されていない。大型でスペースをとるものもあるが、大画面で見やすい。
    • どの図書館に行けば問題解決するのか、「図書館ポートフォリオ」を作っている。利用案内、開館カレンダー、データベース一覧や利用ガイド、調査ガイド(パスファインダー)などをファイルに綴じている。ホームページにも情報は載っているが、紙の方がわかりやすい。
    • まずは、身近な図書館をフルに使う。近所ならば、まめに通える。
    • 公共図書館大学図書館の使い分けについて。公共図書館は「読む本」に強い。大学図書館は「調べる本」に強い。蔵書構成や空間設計の違いが多きい。公共図書館も、これからは、大学図書館のような「滞在型」になっていくか?
  4. まとめ
    • 会社を抜けだして図書館へ。ホワイトボードに「図書館」と書ける社会に。(現在は、「図書館」と書くと、遊びに行ったと思われる。)
    • データベース利用の心得
      • 一度使い方を覚えても忘れるので、定期的に利用講習会に参加する。
      • 「データベースえ調べた」と自慢することで、データベースの地位をアップさせる。