調査の順番について



先日、カウンターで対応した方は、時代考証のため、戦前から戦後にかけてのある地方の古い写真を探しているとのことでした。当時の街並みの様子、生活の様子、服装など、古い写真で確認したいとおっしゃっていました。内容はご自身で確認するとのことで、OPACを検索して何冊か資料を紹介しつつ、歴史でも、昭和史と地方史の両方から調べてみてはどうか、などと案内しました。


ひととおり案内が終わった際に、
「図書館の司書さんは、調査をしなくてはいけないことがたくさんある時、何から調査をするんですか?」
と質問されました。確かに、レファレンスが複数重なって、「どうしよう?」ということは少なくありません。


一人の方から複数寄せられた場合は、調査の時間が限られているので、私の場合は、試験の時と同じように、まずは、簡単に回答や資料が見つかりやすいものから調査をすることが多いように思います。調査の手がかりを得るために、インターネット検索をする場合も多いです。難しいのは、回答や資料が見つからなかった場合の、「未解決」とする判断かもしれません。回答や資料が見つからないから、と延々と調査を続けるわけにはいかないので、どこかで「この質問については、調査をしたけれども回答を見出すことができなかった」と判断することになりますが、この見極めが難しい…。

複数の人から質問が寄せられる場合は、期限を少しずつずらして対応しています。


レファレンスの際、大事なことは、レファレンスインタビューだと思います。質問された方は、どの程度までの回答を求めているのかどうか。時々、「回答が見つかるまで、どんなに時間がかかっても構わないから調査をして欲しい。」と言われる方もいますが、残念ながら、公共図書館のレファレンスでは、そこまでは対応しかねるのが現状です。