トークイベント「本の書き方-100冊書いたブックライター上阪徹が語るアウトプットの極意-」に参加しました

先月、1月10日(木)の夜、渋谷の「Book Lab Tokyo」で行われた「【第6期ブックライター塾開塾記念イベント】 本の書き方-100冊書いたブックライター上阪徹が語るアウトプットの極意-」に参加しました。

当日は80名以上の参加があったようで、会場は満席でした。参加者は、現役のライターさんのほか、ライターを目指している方、企業で広報を担当されている方、ブックライターという仕事や上阪さんご本人に関心のある方など、様々だったのではないかと思います。

開催からだいぶたってしまっていますが、個人的に刺さる言葉も多かったため、備忘録替わりに記事にしました。なお、私がメモしたものを文章化したので、ニュアンス等異なっている場合があるかもしれません。ご了承ください。

bookwriter-booklabtokyo.peatix.com

 

 会場は満員で、熱気もすごかった!

トークイベントは、ブックライター・上阪さんに、BOOK LAB TOKYO 店長・押切さんがインタビューするという形で進められました。

インタビューの大きなテーマは、以下の5項目でした。

  • そもそもブックライターとは何なのか?
  • 上阪さんはどうやって一冊の本を書いているのか?
  • 本を書くために大切なこととは?
  • 文章を速く書くためのコツとは?
  • ズバリ! ブックライターの収入は?

 

上阪さんのお話の内容は、上阪さんの著書に書かれている内容がほとんどだったように思います。5番目の質問「ブックライターの収入」についてもお答えしていましたがは、ここでは秘密にしておきます。

  • ライターのオファーは、NGの人や怪しいものは断るが、来た順番に受けている。これが、意外な仕事や面白い仕事への出会いにつながっていると思う。
  • 本を書くために大切なのは「準備」。ターゲットと目的を明確化することが、読者のベネフィットになる。誰に向けて書いているかわからない本はだめ。
  • 締切は必ず守る。(上阪さんは、締切に遅れたことがないそうです。)
  • 運と縁がすべて。チャンスは目の前にある。目の前の仕事を一生懸命にやると、次の仕事につながっていく。
  • わかったふりなど、中途半端に書き手としてのプライドを持つとダメ。
  • (著者へのインタビューの際の)質問は、シンプルに、ストレートに。普段あまり質問されないようなことを聞くと、面白がってくれる。
  • 本のターゲットが何を求めているのかを知ることが大事。雑誌はターゲットが細分化されているので、ターゲットが求めていることを知るツールになる。
  • 文章は、うまく書こうとしない。目の前にいるターゲットに、話すように書くと良い。
  • 本は1冊だいたい1万字だが、2,000字のコラムが50あると考えると書きやすい。

 

参加者から、上阪さんへの質問

インタビューの後に行われた会場からの質問タイムも非常に活発でした。

会場からは、以下のような質問がありました。

  • (自分が著者インタビューをすると、つい脱線しがちになることが多いのだが、という質問に対して) → 全体像を把握しながらインタビューをするので、あまり脱線しない。事前に質問項目をお渡しし、インタビューで何を話すかを用意してもらっている。
  • (ライターに専門性は必要か、事前にどういった準備をすれば良いか、という質問に対して)→ 専門性があれば武器になるが、読者は一般の人なので、専門性はなくても良い。 「ライターになりたい」と思った時がはじめ時。
  • (インタビューをしていて、わからないことがあった時にどうするか、という質問に対して)→ 「この本の読者だったら、きっと知りたいと思います。」と、ターゲットのつもりで聞いていく。ただし、著者が話していないことは、絶対に書かない。
  • (情報収集方法について)→ Yahoo!トピックスの見出しを見て、何が流行っているかをチェックしている。NHKのニュースや民放のニュース番組も見る。何が流行っているかを知るには、書店の雑誌売り場が良い。
  • (有名企業の社長などにもインタビューをしているが、緊張しないか、という質問に対して)→ 気に入ってもらおうと思えば緊張する。なかなか会えないような人に会える機会で、むしろワクワクする。

 

「ブックライター」という仕事

私が「ブックライター」という仕事を知ったのは、上阪さんの著書『職業、ブックライター』を読んだのがきっかけです。講談社の会議室で行われた出版記念のイベントにも参加しました。

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

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この本が出版されたのをきっかけに、上阪さんが塾長を勤める「ブックライター塾」が開講し、今年で6期目になるとか。

bookwriter.co.jp

 

上阪さんは、ご自身のブックライティングのコツを紹介した文章の書き方の本も出版されています。最新刊は、来週、2月5日にちくま新書から出版されるそうです。この本も忘れずに購入しなくては。

 

著者に代わってブックライティングをする仕事は、本づくりには欠かせない仕事であるにもかかわらず、日本では「ゴーストライター」と言われ、あまり良いイメージではなかったと思います。そのイメージを変えるため、上阪さんは「ブックライター」という名前を使うとともに、ブックライターの育成にも取り組んでいます。そして、ご自身も、「ブックライター」という仕事をとても楽しんでいることがよくわかりました。

今回、トークイベントに参加して、「ブックライター」という仕事にますます興味を持ちました。

 

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