『役所は教えてくれない 定年前後「お金」の裏ワザ』

役所は教えてくれない定年前後「お金」の裏ワザ (SB新書)

役所は教えてくれない定年前後「お金」の裏ワザ (SB新書)

 

 

「マネーリテラシー」、「お金の知識を持ち、活用する能力」は、ないよりもあった方が絶対に良いと思います。ただ、これは学校で教わるわけでもなく、自分で身につけていくしかありません。

その中で気をつけなくては、本や雑誌の情報にも、インターネット情報にも、時々「とんでもない」情報が紛れ込んでいること。さらには、その「とんでもない」情報が、自分の周囲の人からもたらされることもあること。その情報が正しいかどうかを自分で判断していく必要があるのです。

 

初心者向けの本

経済ジャーナリスト・荻原博子さんの『役所は教えてくれない 定年前後「お金」の裏ワザ』は、タイトルどおり、定年前後、50代~60代くらいの方でマネーリテラシーがそれほどない方がターゲットになるように思いました。この本に書かれていることは、私自身は知っていることで、いくつか実行していることもありました。

確かに、この本に書かれていることは「役所では教えてくれない」ことではありますが、逆に、「こんなことも知らなくて大丈夫?」と思ってしまったことも事実です。私自身は、マネーリテラシーが高いかと言われれば、全く自信はないのですが…。

 

iDecoは本当にお得か?

お金の話題になると必ず出てくる「iDeco」。

この本では、著者は「『iDeco』なんておやめなさい」という姿勢です。iDecoのメリットは、主に次の3つです。

  • 掛け金が全額、所得控除になるので、所得税・住民税が安くなる
  • 運用期間中に得た利益に税金がかからない
  • 60歳で積み立て金を受け取る時、「退職所得控除」「公的年金等控除」が受けられる

一方で、著者はiDecoには5つのデメリットがあると述べます。

  • 投資信託などリスク商品で積み立てた場合は、最終的にマイナスもありうる
  • 手数料が高いので、定期預金の積み立てだと今の低金利下では確実にマイナスになる
  • 預けた金融商品が、60歳まで引き出せない
  • 加入時期によっては、60歳になっても引き出せない
  • 途中で金融機関は変えられるが、手続きがかなりめんどうでお金がかかる場合がある

デメリットの1つ目と2つ目は、「金融商品を正しく選べば解決するのでは?」とも思ったのですが…。

個人的には、「手数料が高い」「加入時期によっては、60歳になっても引き出せない」ということが50代の自分にはデメリットとして大きいと判断し、加入を見送りました。若い方であれば、iDecoはデメリットよりもメリットの方が大きいかもしれません。

 

退職金で投資なんておやめなさい?

著者によると、

定年退職者が銀行に行くのは、ネギを背負ったカモが、鍋に投げ込まれるようなもの

だそうです。実は、私のところにも、何度か銀行から「投資信託を紹介します」というような電話がかかってきました。

そして、

今、日本では、金融庁をはじめとして、投資をすれば明るい未来がやって来るというような幻想を振りまき、みなさんを投資に誘い込んでいますが、手持ちのお金が勝手に増えてくれるほど、投資は甘いものではありません。

とも述べています。とは言え、著者は、マイルールで株式投資をしているそうです。

 

私は、株式投資はいろいろと面倒なので、この本で著者がバッサリ否定している投資信託(ネット証券のインデックス投信)を使った分散投資派。現在、参考にしているのは『お金は寝かせて増やしなさい』です。

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

 

 

お金まわりについて、いろいろ見直し中

昨年、フリーランスになってから、お金まわりのことをいろいろ見直し中です。公務員時代は、毎月、給料がもらえましたが、フリーランスは自分で働いた分しかお金が入ってこないので、どうしてもシビアになります。

確定申告の時期になり、現在、悪戦苦闘中。フリーランス1年目は赤字であることは、確実なのですが。