二月大歌舞伎(昼の部)@歌舞伎座

f:id:L-Komachi:20200222132500j:plain

 

歌舞伎座「二月大歌舞伎」に行ってきました。

今月は、昼の部、夜の部とも「十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言」が並んでいます。私が歌舞伎を観始めた頃、何度か十三世片岡仁左衛門の舞台を観ています。その頃は、ほとんど目が見えなかったと言われていますが、舞台上では、全くそのようなことは感じられなかったように思います。

www.kabuki-bito.jp

 

十五世片岡仁左衛門の菅丞相

今月の見どころは、やはり、昼の部の「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の十五世片岡仁左衛門の菅丞相でしょうか?

残念ながら、私は十三世片岡仁左衛門の菅丞相は観ていないので、比較することはできませんが、今月の菅丞相は、本当に素晴らしかったと思います。何よりも、舞台姿が周りを圧倒するような品の良さと言うか、神々しいというか…。

 

「筆法伝授」の場面での、筆法の伝授するが、勘当は許さないとする武部源蔵に対するきっぱりとした態度、「道明寺」での木像の菅丞相と生身の菅丞相との演じ分け、娘・苅屋姫との別れの場面に見せる情愛など、どれも素晴らしい!この役にかける思いも伝わってくるようでした。

 

周りの役者さんも揃っていました

「菅原伝授手習鑑」が追善狂言ということで、園生の前を片岡秀太郎、「加茂堤」の八重と「道明寺」の立田の前を片岡孝太郎、苅屋姫を片岡千之助が勤めます。

個人的に注目していたのは苅屋姫を勤める片岡千之助で、やや硬さは見られましたが、とても可憐なお姫様で、良かったのではないかと思います。

「道明寺」の覚寿を勤めたのが坂東玉三郎で、最初に配役を聞いた時は驚いたのですが、覚寿は、歌舞伎では「三婆」と呼ばれる役の一つ。老女役の中でも演じどころが多く役作りが難しいと言われており、舞台が面白くなるかどうかの鍵を握る役でもあります。坂東玉三郎に老女役はやや違和感というイメージで、舞台姿もそれほど老けた感じではなかったのですが、観終わった時には、覚寿という配役に納得しました。

そのほか、周りの役者さんも揃っていて、長時間の舞台でしたが、飽きることなく観ることができました。

 

團十郎白猿襲名披露狂言の案内ができていました

 先日、5月、6月、7月に歌舞伎座で行われる、市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露狂言が発表されましたが、案内のチラシができていました。

 

f:id:L-Komachi:20200221104910j:plain

 

www.kabuki-bito.jp