展覧会「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」に行ってきました

新型コロナウイルス感染症の影響が広がり始めています。多くの人が集まるイベントが中止・延期になったり、施設が臨時休館となったり。

新国立美術館館も、本日2月29日(土)から3月15日(日)まで臨時休館するとのことだったので、昨日、新国立美術館で行われている展覧会「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」に行ってきました。外出を控えている人も多いのか、平日の午後とはいえ、それほど混んでおらず、ゆっくり作品を見ることができました。

budapest.exhn.jp

 

ヨーロッパとハンガリーの美術を知ることができる企画展

今回の企画展は、日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念したもので、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館ハンガリー・ナショナル・ギャラリーのコレクションの中から、ルネサンスから20世紀初頭まで、約400年にわたるヨーロッパとハンガリーの絵画、素描、彫刻の名品130点が展示されています。

美術にそれほど詳しくない私でも名前を知っているクラーナハティツィアーノエル・グレコルノワール、モネなど巨匠たちの作品のほか、19・20世紀ハンガリーの作家たちの名作も、多数展示されていました。

 

両館の所蔵品がまとまった形で来日するのは、25年ぶりなのだとか。調べてみたところ、1994年に「19世紀ヨーロッパ・ハンガリー絵画展」が行われていて、そこで購入したと思われるポストカードを持っています。その絵が、今回も展示されていたロツ・カーロイの「春-リッピヒ・イロナの肖像」でした。

 

今回の展示で、モデルが16歳の少女であることを知りました。確かに、そう言われてよく見ると、表情にややあどけなさが残っていますが、服装と髪型のせいか、大人っぽく見えます。

 

女性の肖像画が素敵でした

おそらく、今回の展示の目玉は、ハンガリーで最も重要な画家とされるシニェイ・メルシェ・パールが描いた「紫のドレスの婦人」だと思います。この作品は、「ハンガリーモナリザ」とも呼ばれており、今回の企画展のチラシやポスターにも使われています。緑の草原をバックに、紫のドレスを着た女性が印象的な絵画です。

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今回の展示で私が一番魅了された絵画は、ギュスターヴ・ドレの「白いショールをまとった若い女性」でした。逆光なので、表情ははっきり見えないものの、美女です。白いショールのレースと流行の黒いドレスもおしゃれだし、何よりも、ウエストが細い!

手は、薄いレース(?)の手袋で覆われています。

そして、この女性が読んでいた本が何かも、気になります。 

 

 こちらの絵画に描かれた召使の女性は、穏やかで柔らかい表情をしています。この絵画にも、本がたくさん描かれています。

 

会期は延長される?

「ブタペスト」展の会期は3月16日(月)までです。今回の臨時休館で会期が延長されるかはわかりませんが、これだけの作品を見られる機会はなかなかないと思いますし、思っていた以上に見ごたえのある企画展示でした。